安倍首相の3本の矢
明石社会保障推進協議会の総会に参加しました。
総会のあと、二宮厚美先生(神戸大学名誉教授)の講演が行われました。
話の中で、安倍首相の3本の矢について解説されました。
「1本めの矢
不景気を改善する。
矢はとぶがポトンと落ちてしまう矢
金融緩和で日銀が紙幣をばらまくが、銀行どまり
日銀は一般の人と取引しない。毎月10兆円ばらまくが、
銀行から先は、政府も、日銀も決められない。
大企業は銀行で借りなくても、自分がたっぷりお金を持っているので
ちっとも借りてくれない。不況で個人は住宅ローンを組めない。
2本めの矢
公共事業の大盤振る舞い
的に当たるがぽとんと落ちてしまう
、ゼネコンまでは景気を引き上げる、
今の不況は、国民の所得が落ち込んでいる消費不況、
ただちに国民の消費にいかない。
3本めの矢
成長戦略
のっけから的外れ、
へたするとブーメランのように戻ってきてしまう。
大企業の力をつける、大企業の国際競争力、インドや中国に出かける。
国内産業の空洞化」
どれをとっても国民に
いいことは何もないように思えますが